PDFからTIFFへの変換
PDFファイルの各ページを、印刷やアーカイブ保存に適した無劣化のTIFF画像に変換します。解像度(レンダリング倍率)や抽出するページ範囲を指定でき、すべての変換処理はお使いのブラウザ上で安全に完結します。
PDFファイルを選択してください
複数のファイルをまとめてドラッグ&ドロップできます
ご利用手順
- 1
PDFファイルを上のエリアにドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選択します。複数のPDFファイルを同時に追加することも可能です。
- 2
レンダリング倍率(解像度: 1x / 2x / 3x)やページ範囲を指定し、必要に応じて透過背景の維持を設定します。倍率を高く設定するほど高精細になりますが、生成されるファイルサイズは大きくなります。
- 3
「画像に変換」ボタンをクリックすると、各ページが無劣化のTIFF画像として順次書き出されます。変換された画像が複数枚ある場合は、ZIPファイルとしてまとめてダウンロードできます。※初回実行時は、変換プログラムの読み込みに数秒かかることがあります。
よくあるご質問
- PDFからTIFFに変換するメリットは何ですか?
- TIFF形式は、商業印刷、書籍出版、および公的文書の長期デジタル保存(アーカイブ)において、国際的な標準として使用されている無劣化フォーマットです。PDFのページ内容を再圧縮による劣化を一切伴わずに画像データとして保管したい場合や、TIFF入稿を指定する印刷所・システムに提出する際に適しています。
- 画像の画質(解像度)はどのように調整すればよいですか?
- 画像の解像度は「レンダリング倍率」の選択で決定されます(目安: 1x ≒ 72dpi、2x ≒ 144dpi、3x ≒ 216dpi)。印刷用や拡大表示を目的とする場合は「3x」の指定をおすすめします。※TIFFは非圧縮で画像データを格納するため、高倍率に設定するほどファイル容量が急激に増加する点にご留意ください。
- 透過背景(透明部分)を維持したままTIFFに変換できますか?
- はい、「透過背景を維持」を有効に設定すると、PDF内に透過設定が含まれている場合にその透過情報をアルファチャンネル情報として保持したままTIFFへ書き出すことができます。この設定を無効にすると、透過部分は白色で塗りつぶされます。※元のPDFの背景自体が白色でデザインされている場合は、見た目に違いは現れません。
- PDFが複数ページある場合,画像はどのようにダウンロードできますか?
- PDFの各ページに対応するTIFF画像が1枚ずつ個別に作成されます。ページ単位で個別にダウンロードできるほか、画像が複数枚にわたる場合はZIPファイルにまとめて一括ダウンロードも可能です。ファイル名には自動的にページ番号が付与されます。
- PDFのファイル内容が外部のサーバーにアップロードされることはありませんか?
- いいえ、一切送信されません。PDFの読み込み、表示(レンダリング)、およびTIFF画像への書き出し処理は、すべてお使いのブラウザ(ローカル環境)の内部でのみ実行されます。サーバーへファイルが送信されることはなく、ブラウザを閉じると一時データも完全に消去されます。
変換を押す前に容量を計算してください
PDFをTIFFに変換する作業は、ほかの変換とは性質が異なります。出力が想像よりはるかに大きくなるからです。非圧縮TIFFは1ピクセルが色情報3バイトをそのまま占めるため、容量はピクセル数だけで決まります。A4一ページを倍率別に変換すると次のようになります。
| 倍率 | 解像度 | ピクセルサイズ | TIFF 1ページ | 20ページの文書全体 |
|---|---|---|---|---|
| 1倍 | 72dpi | 595×842 | 1.4 MB | 29 MB |
| 2.08倍 | 150dpi | 1241×1754 | 6.2 MB | 125 MB |
| 4.17倍 | 300dpi | 2481×3507 | 24.9 MB | 498 MB |
印刷の標準である300dpiで20ページの契約書を変換すると498 MBになります。メール添付は不可能で、ブラウザが一度に処理するにも重いサイズです。そのため本ツールでは、TIFF変換に限ってほかの形式より低いページ上限を設けており、上限を超える場合は変換を始めずにお知らせします。
計算は単純です。横 × 縦 × 3バイト × ページ数。同じページをJPGで書き出すと240 KB、PNGなら66 KBであることと比べれば、差は明らかです。
それでもTIFFを使うべき場合
この容量を受け入れる理由は、多くの場合「自分で選んだから」ではなく「相手に求められたから」です。TIFFは印刷・出版・記録保存の分野で長く標準として使われてきており、いまだにTIFFしか受け付けない受付システムも存在します。
- 印刷入稿 — 原稿をTIFFで求める印刷所はいまも多くあります。
- 公文書・医用画像のアーカイブ — 長期保存の規格として非圧縮TIFFが指定されることがあります。
- 旧来の文書管理システムへの提出 — TIFFしか受け付けないプラットフォームがあります。
- 専門編集用のマスター — 開いて保存を繰り返しても劣化が積み重ならない必要がある素材。
倍率はたいてい選ぶものではなく、指定されるもの
ほかの変換では倍率は用途に応じた判断ですが、TIFFでは通常、提出先が解像度を指定します。「300dpi以上」「600dpiモノクロ」といった具合です。その値があるなら、そのまま合わせれば済みます。
指定がない場合は、300dpi(約4倍)が印刷基準の慣例です。ただし表のとおりページ数で総容量が急速に膨らむため、本当に必要なページだけを選んで変換するほうが安全です。
TIFFを選ぶ前に確認したいこと
提出先がTIFFを明示していないなら、考え直す価値があります。「無劣化で保管したい」が理由なら、PNGも可逆(無劣化)であり、同じページでの容量は比べものにならないほど小さくなります。画質はどちらも原本そのままです。
Web掲載やメッセージでの共有が目的なら、TIFFは特に不向きです。多くのブラウザはTIFFをそのまま画面に表示できないため、受け取った側がファイルをダウンロードして別のビューアで開く必要があります。
まとめると
- 提出先がTIFFを要求している → TIFF。指定された解像度にそのまま合わせます。
- 無劣化での保管が目的 → PNGで十分で、はるかに軽量です。
- 画面共有やメール送信が目的 → JPGまたはPNG。
- ページ数が多い → 必要なページだけを選んで変換してください。