同じ写真でも、どこで使うかによって最適なフォーマットとサイズは変わります。Webサイトにそのまま上げるのに良い設定が、印刷所に渡すには不足し、SNS向けのサイズがメール添付には大きすぎることもあります。用途ごとに基準を決めておけば、毎回悩む必要はありません。
まず大きな原則を1つ。写真のように色がなめらかに続くならJPG、ロゴ・文字・透明背景が必要ならPNGです。この基準をもとに、場面別に細かく見ていきましょう。
Webサイト本文の画像
- フォーマット — 写真はJPG(品質75~85%)、ロゴ・アイコン・図表はPNG
- 横サイズ — 本文の幅に合わせて通常1200~1600pxで十分
- 容量 — 1枚あたり200KB以下を目標に圧縮すると読み込みが快適
- 可能ならWebP/AVIF — 同じ画質でJPGより20~50%軽い(ほとんどのブラウザが対応)
SNS投稿(Instagram・X・Facebook)
- フォーマット — ほぼJPGで統一。どのみちプラットフォームが再圧縮するので原本を重くしすぎる必要はない
- 正方形の投稿 — 1080×1080px
- 縦長の投稿・ストーリー — 1080×1350pxまたは1080×1920px
- 文字が多いカード — 再圧縮で文字が潰れるため、PNGで上げるとよりくっきり
印刷・出力用
- フォーマット — 画質の劣化を避けたいのでPNG、または最高品質のJPG
- 解像度 — 画面用の72ppiではなく300ppiを基準に用意
- サイズ — ピクセル数 = 実際の印刷サイズ × 300ppi(例:10cmは約1181px)
- 色 — 画面(RGB)と印刷(CMYK)の違いで色が変わりうる点に留意
メール添付・メッセンジャー送信
- フォーマット — 気軽に送る写真はJPG
- 容量 — 受け取る人への配慮として1枚1MB以下を推奨
- サイズ — 画面でしか見ないなら長辺1600~2000pxに縮小すれば十分
- 複数枚ならそれぞれ圧縮するか、PDFにまとめて1つで渡す
WebPとAVIFはいつ使うか
WebPとAVIFは比較的新しいフォーマットで、同じ画質をはるかに小さい容量に収めます。Webサイトの速度を最適化するときに特に有利です。ただし古いソフトや一部のアプリでは開けないことがあるため、汎用性が重要な添付・共有用にはまだJPG/PNGが安全です。Web表示は新型、配布・受け渡しは汎用フォーマットと分けて考えるとよいでしょう。
まとめ
要約すると、写真はJPG、くっきり・透明が必要ならPNG、Web速度の最適化はWebP/AVIF、そしてどこで使うにせよその用途に合ったサイズに縮めることが肝心です。大きすぎる原本をそのまま使うのが最もよくある失敗です。
フォーマット変換とサイズ・容量の調整は、SwitchingのPNGをJPGに、JPGをPNGに、画像圧縮ツールでそのまま行えます。ファイルはブラウザ内だけで処理されサーバーに送信されないので、業務資料や個人的な写真も安心して用途に合わせて変えられます。